日本人が大切にしてきたホーリープラント!真菰(マコモ)の素晴らしき薬力

更新日:11月13日


「日本の縄文時代から利用されていたお米より古いマコモ。その治癒力を知っていますか?」

目次 1. マコモって 2. 歴史はイネよりもっともっと古い 3. 神事と治療に利用されてきた 4. ネイティブアメリカンのワイルドライス 5. ライスになるかマコモタケになるか二つに一つ 6. 地元でマコモタケの栽培 7. 黒穂菌って何?真っ黒?お歯黒? 8. マコモの薬用利用  9. マコモとケイ素1. マコモって?

1. マコモって

私はマコモの治癒力に大変注目しています。 本当は「マコモ菌」という微生物に注目しているのですが、 その話は次回にして、今回はマコモの植物についてお話しします。 マコモについて記載されている書籍は絶版のものが多く また見つけても古書になるため、1冊数万もしてしまうので、 とても手に入れにくい。特に医学的な情報を得るのに苦労します。 マコモの学名は「Zizania latifolia(ジザニア・ラティフォリア)」で、 和名は「マコモ」です。 植物学的な文脈で植物の和名を記載する場合は、 カタカナ表記になるので、ここでは「マコモ」と表記します。 なお、アジアに分布しているマコモは、 「Zizania Latifolia」のみ。

2. 歴史はイネよりもっともっと古い 実は、マコモの歴史はとても古いんです。 人類史が始まる前の、遥か昔から自生していたのですから。 マコモはイネ科の多年草で、東アジアが原産なんですね。 成長すると、人の背丈よりも高くなります。 そして、日本にイネが渡来するずっとずっと前から、 沼、湖、河川などの湿地帯に、マコモは群生していたのです。 つまり、イネより古株なのです。 ですから、イネを食する前の時代である縄文中期には、 マコモの種子が食されていたことがわかっています。 それに、食用だけでなく衣食住のすべてに使用されていました。 3. 神事と治療に利用されてきた さらに興味深いのは、マコモは衣食住だけでなく、 古事記や日本書‹Iに、治療用の薬草として登場します。 それだけでなく、様々な神事にも利用されてきました。 ですからマコモは、霊草とか、ホーリープラントと呼ばれています。 当時、マコモがいかに貴重な植物だったかが想像できますね。 マコモの神事で有名なのが、日本最古の神社出雲大社になります。 出雲大社のしめ縄は、太古の昔からマコモでできているんです。 それだけでも驚きですが、出雲大社では、 毎年無病息災を祈る「凉殿祭(すずみどののまつり)」が行われ、 これを「真菰(まこも)の神事」とか「真菰祭り」と呼びます。